[レポート] サーバーレスの考え方でどのようにアプローチをするのかというテーマのChalk Talkに参加しました #AWSreinvent #SVS203-R
はじめに
ネクストモードの南です。
サーバーレスの考え方でどのようにソリューションやアーキテクチャの設計にアプローチをするのか、というテーマのChalk TalkセッションThinking serverless(SVS203-R)
に参加をしてきました。
Chalk Talkセッションへの参加は初めてだったのですが、講義形式の進め方やスピーカーと参加者の間で交わされる議論が新鮮で刺激になりました。
以下の記事ではChalk Talkとはどんな形式のセッションなのか、ということが解説されていますので、こちらもご参考ください。
セッションの概要
Serverless is more than just AWS Lambda. It’s about learning to use a range of different services and techniques to solve a technical problem. How do you approach building a solution with a serverless mindset? In this chalk talk, learn how to tackle a business problem from a customer perspective by breaking down needs into serverless building blocks that work well together. Discover the power of distributed systems design and event-based architecture, and learn how easy it can be to turn a flowchart into a model for a serverless application.
サーバーレスはAWS Lambdaだけでなく、技術的な問題を解決するために、さまざまなサービスやテクニックを使うことを学ぶことが重要です。サーバーレスの考え方でどのようにソリューション構築に取り組むのか?このチョークトークでは、ニーズをサーバーレスのビルディングブロックに分解することで、顧客の視点からビジネス問題に取り組む方法を学びます。また、分散システム設計とイベントベースアーキテクチャのパワーを発見し、フローチャートをサーバーレスアプリケーションのモデルに変えることがいかに簡単かについて学びます。
アジェンダ
- Where we have come from - servers
- Where to start with serverless
- Good practice of serverless design
- Whiteboarding
最初の3つの内容についてはスライドを使って通常のセッションのように進められましたが、15分程度で終わっています。メインは4つ目のWhiteboardingです。
Whiteboardingの内容は、サーバーレス向きのシステムと要件を元にしてアーキテクチャをホワイトボードに図示していき、それに対して質問や疑問点を参加者から出してもらって議論をする、という風な流れで進んでいきました。
実際の様子は次の項目で紹介します。
セッションの様子
こちらは前半の3つのトピックの内容についてです。
サーバーレスの基本的な要素からよく使われるサービスといった内容が簡潔に説明されていました。
ここからはメインのWhiteboardingの内容です。
画像のように具体的なシステム(レストランの予約システム)とその要件が上げられています。
こちらの要件を元に、スピーカーの方で具体的なアーキテクチャの実装を図示して説明していきます。
アーキテクチャが示されていくと、聴講者のほうでもいろいろと聞きたいことが具体的になってきます。
議論がまた次の議論で呼んで活発に意見が交わされる、という流れで進んでいきました。
このような形式で3つのシステムを題材にして議論をしていきました。
こちらはビデオ配信システムがテーマになっています。
質疑としては以下のような内容が上がりました。
セッションが進むに連れて議論も活発になり、議論もスピーディーになっていきました。
- 質疑の抜粋
- AWS IoT Coreを使うメリットは何か
- ケースバイケースだが、実装が手軽にできるのが一番良いところ
- エラー処理の実装方法
- もっと大規模で多くのLambdaを使うようなシステムの場合、どうやってトレースをするのが良いのか
- AWS X-Rayなどを活用する。規模が大きい場合はCI/CDで構成管理がされていることも重要。
- AWS IoT Coreを使うメリットは何か
私の英語レベルでは細かい部分まで理解することができず、文字起こしをした内容を振り返ってようやく「あ、そういうことだったのか」と納得するような具合でした。
できれば質問をしようと機会を伺っていましたが、とても差し挟めるような感じではなくて出直してからのチャレンジになると痛感しました。
議論自体は実践的な内容が多く大変面白かったです!
おわりに
Thinking serverless(SVS203-R)
のセッションレポートをお届けしました。
サーバーレスの考え方でどのようにソリューションやアーキテクチャの構築に取り組むのか、というテーマについてスピーカーや聴講者の様々な意見を聞くことのできる、非常に実践的な内容のセッションでした。
また、Chalk Talkは初めての参加となりましたが、海外のエンジニアの熱量を感じることができ、現地参加ならではの体験をすることができたと感じます。
引き続きre:Inventを楽しんで行きたいと思います!
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